☆IkkyuusanとMakirudaのプーケット育児日記☆

タイのプーケットでの育児や現地情報などを、画像や動画を交えて日記にして赤裸々にお伝えします。☆プーケットでは元祖!いちおしのおすすめのお土産、フルーツ炭のいっきゅうさん プーケット店も運営中!

入院中のこと。

12月13日 出産の翌日(入院1日目):全身が痒くて眠れないまま、気が付けば朝。ナース達がせわしなくやってきて、身包みはがして体を拭いてくれた。しかし、扱いは家畜風味wスッポンポンだが動けない私はなすがまま。麻酔も切れてきてお腹の傷が痛い。まだ飲食禁止。

昼近くになって、碧ちゃんが新生児室から連れてこられた。初の授乳です!!碧ちゃんをゆっくり見るのも初めて。いやー、やっぱりガッツさんですねぇ。不憫w初授乳はまだ動けないので寝たままの私のパイオツをナーサリーのスタッフが強引に碧の口に運び与える。初の授乳は感動というより、しんどかった・・・。傷が痛かったからね。乳もまだ出ない感じ。まだまだ余裕がなくて、さっさと碧をナーサリーに戻してもらう。

この日はまだ動かず、ひたすら睡眠。ベッドがカチカチなので床ズレがおきそう。腰まで痛くなってきた。

12月14日 入院2日目:傷は相変わらず本気で痛い。午後からオカユが出たりしたが、粗末なものしか食べられない。点滴のおかげで空腹感は全然ないんだけど。そして午後からなるべく起き上がったり動くようにしてみた。

しかし、お腹に力が入らず、完全に老人介護状態で相方にお世話になる。ちょっと笑っただけで悶絶するほどの激痛。まだまだ母性というものが沸かず、碧が授乳で連れてこられると『あぁ、来やがった・・・』とグッタリしてしまう。あまりの腹の傷の痛みに授乳も一苦労なのだ。そしてガッツ顔の彼女をまだ可愛いとも思えず愛情がわかない自分に不安が走る。授乳以外はほとんどナーサリーで預かってもらう。

12月15日 入院3日目:相変わらず傷は痛くて動くこともままならない。腹を切るって、こんなに痛いんだー。そして腰もベッドが合わず限界に痛い。寝返りもロクにうてないので辛かった。

この日あたりからナーサリーまで歩いてみたり、歩行にトライ。夜は乳がカッチカチに張ってミルクもドパドパ出てきて大変だった。パイオツが碧を呼んでるのか?あんな石みたいに固いパイパイは初めてだよ。

夜になって、訃報が。ウチの犬のダンさんがコブラと相打ちで死んでしまったそうな。唯一のコブラハンターだったダン。一番の古株で、年は6歳くらいかな。犬族撲滅委員会会長としては『これで一匹減った!!』と、喜びの舞を踊りたいところだが、ダン中尉はコブラハンターとして大いに活躍してくれてたので、非常に残念。名誉の死なので追悼式でも行うか。

さてさて、明日は退院。日本と違って、帝王切開でも4泊と、短いのだ。ちなみに自然分娩は2泊3日。すごいな、タイ人。たぶん退院してすぐに働くんだろうな。あたしにゃ無理無駄ムラ。←?

12月16日 入院4日目:入院生活もあっというま。1mmも傷はラクにならないまま退院。パパママンが午後じゃないと来れないので退院は午後にしてもらった。

初めて長時間碧と過ごす。長いこと寝てたけど、後半はお腹が空いたのか授乳しても泣き止まない。ナーサリーのスタッフが置いていった哺乳瓶に粉ミルクを入れてみる。が、最初から水が入ってたやつに入れただけだったので、お気に召さないようで、あからさまに吐き出される。そして号泣。さっそくどうして良いのか困惑する夫婦。そこへナーサリーのスタッフが戻ってきてお湯で入れなきゃダメよと言う。そんなことさえ知らなかった我ら。

ところでゲップのさせ方が衝撃だった。首(アゴ)を手で支え、首吊りみたいな状態で背中をトントン。・・・苦しくないのか?授乳の時も乳首を探す碧の頭をグリンと回して強引に口に運んでいく。しゃっくりが出たときも足の裏を爪でゴリゴリゴリーッってこすって泣かせて止める。・・・乱暴だなぁw

午後二なりお迎えがきていよいよ帰宅。碧ちゃん、今日からここがおうちですよ。家に着くなりひたすら泣く碧。さっそく振り回される母マッキー。あんなに病院では大人しかったのにー!!こいつは『妖怪 泣き赤子』タイプだったのか。ひたすら眠るタイプのベビーが良かったのにー。

と、思いきや、夜は数回起きただけで泣きもせず楽だった。腹の傷はまだ痛いけど、育児がプラスされて腰痛レベルが一気にUP。休む間もなく育児。でも不思議と眠くないのね。何か脳みそから出てるのかな。

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Harakiri

本日、2006年12月12日(火)18:20、碧(みどり)が誕生致しました!!!
ちゃんと女の子でした。
予定通りw予定日より一週間過ぎての誕生と相成りました。

妻本人と私自身は、まさか今日になるとは全くの想定の範囲外。
妻のご両親も何故か16日(土)を予想していて、この日碧誕生を予感する者は皆無。

当日も、

「じゃあ、定期健診行って来ます。すぐ戻りますんで。」

なんてパパさんに早朝に普通に報告して、ほとんど手ぶら状態で病院に向かいました。
病院に普通に着き、普通に定期健診をして、普通にさっさと帰るはずが・・・

「状態から言って今日産んだ方が良いでしょう」

のドクターの一言で、一瞬にしてシリアスモードの我々夫婦。
妻のマキちゃんは顔面蒼白。

そして、心の準備もろくに出来ぬまま、何の準備もないまま、家に帰ることも許されず、なんだか訳も分からず、何故かそのまま車椅子に乗せられ運ばれ出す、マキちゃん。

ああ、オロオロオロ。
そうだ、取りあえずパパさんに電話しなくちゃ!
肝心の携帯は充電不足でご愁傷様・・・株をストップ安まで一気に下げる恐れ有りの、哀れな婿殿(自分の事ですが(涙))。

マキちゃんの携帯で取りあえずパパさんに連絡を取り、マキちゃんは分娩準備室?という名のタコ部屋、うっぷすごめんなさい、大部屋へ移されました。

「ま、まさかここで産むのか?」

違うわい!と罵られる無知な婿殿。どうやらここで点滴(陣痛促進剤)を打ち、究極の状態?!を迎えるまで凌ぐ場所らしい。

管につながれ、見る見るうちにぶたれゴキブリのように衰弱し始めるマキちゃん。

早朝だったので夫婦、それから付き添いで来てくれたママさん共、飲まず食わずで家を出て来た。

「取りあえず、まだ碧は出て来ないでしょ?なんか食べようか?」

と空気を読め!と自分でも突っ込みたくなるような、アホな言葉しか出て来ない本日ストップ安、必至の婿殿。

ここでママさんが余裕を見せて、

「そうだわね、まだまだだから、ご飯食べましょ。」

と言って下さり、よろよろマキちゃんを一人残し、一時その場から退却。

食べ始めるや、虫の息の自分の携帯がけたたましく鳴る。あ、パパさん・・・電話出ると10秒位で完全電池切れ。
や、やばい・・・すかさず持っていた小銭で公衆電話直行。連絡を取り、急を凌ぐも、

「電池切れか・・・君らしいな」

の一言で自分の株はストップ安、倒産決定。

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そんなこんなでアワアワしつつも、一旦分娩準備室に戻りマキちゃんを激励。
でも、もはや声をかけるのもはばかれる程の衰弱ぶりのマキちゃん。

「パパさんを迎えに行ってくるからね。あと必要な物を取って来る。がんばれ!」

と声を掛け、ママさんを残し、パパさんを迎えに車で家に戻る。

せっかく家に帰ったのに、病院に戻れば足りない物ばかりに気が付く。

取り合えず必要最低限の物は既に、いつ産気づいても良い様に車に入院グッズを積んでいた。
しかし自分の物、例えば退屈凌ぎグッズやら着替え、プーケット在住のお友達にお使い頼まれていた品物・・・軒並み忘れちゃった。

自分ではそんなにテンぱってなかったと思うけど、イッパイイッパイだったんですねぇ。

さて、あっという間に時間は過ぎ去り(マキちゃんにはそれはそれは長く感じた事でしょう)点滴を始めてから7時間が経過。

この間に先生が2時間おきにやって来るんだけど、それがどうにもやるせない。

いわゆる触診で子宮内部の状態を調べるらしいのだけど、その度にマキちゃんが見たことも聞いたこともない状態で悶絶している。

もちろんカーテン越しだから一部始終を見られる訳ではないのだけれども、どうにも恐ろしい光景である。

先生が去った後はベッドが血まみれ・・・一段とグッタリしているマキちゃんがそこにいる。

先生に憎悪さえ沸く。お門違いである事は分かってはいるんだけど・・・。

8時間経過。先生が来た。あり?一時間早いぞ。また苦しませるのか?
マキちゃんも恐怖しているのがありありと分かる。

でも今回のは割とあっさりしていて、そんなにマキちゃんも苦しまなかった。

しかし、

「状態がさっきと変わらない。赤ちゃんの頭が骨盤に下がって来てない。これ以上待っても危険が迫る恐れがあるが、切るか待つか選択しなさい。」

とドクター。

うう、究極の選択。出来ればここまで待ったんだし、元々希望の自然分娩を選択したい。でも子供が危険と言われれば・・・。

「切って下さい」

マキちゃんが言った。

ご両親も納得。自分もマキちゃんの選択にうなづいた。でも気分は複雑。・・・切腹か。
一瞬涙が溢れそうになる。

緊急帝王切開を選択し、予定していたビデオ撮影は自粛。
その代わり自分は分娩室に入るのを許可してもらった。

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運命の18:15。

既にブラックジャックのような格好をさせられて、分娩室の外で待たされていた自分が、中へ通された。

シーンは丁度マキちゃんのお腹をメスでまさに切開しようとしているところ、思わず目をそむけ、マキちゃんの頭のすぐ近くに用意されたイスに座った。

マキちゃんには触るなと、誰かに言われた。
マキちゃんの顔は意外と安らかな眠り顔をしていて、きっと麻酔が効いていて意識がないんだなと思った。

時間にしてほんの数分のはずだが、時の経つのが異様に遅い。

マキちゃんの体が映画エクソシストのシーンのようにぐらぐらと揺すぶられている。

はっきり言って怖い。怖すぎる!

一体何をしているんだ!

やめてくれー!

と叫びそうになるも、向こう側はチキンなので見れない。

次の瞬間、

「にゃあ、にゃあ」

なんだか猫チックな産声と共に、マキちゃん号泣。

え?起きていたの?

「大丈夫。元気だよ。」

と頭を撫でながらマキちゃんに声を掛ける。
恥ずかしながら、自分もつられ号泣w
それを見て看護婦ニヤニヤ。(恥)

やったー!でかした!マキちゃん、良くやった!
ついに愛しい我が子誕生!

でも正直言って初めて見た我が子は、

「これで良いのか?」

って真剣に疑問が沸くほど不細工だったw

ごめんよ、碧。

これから、ドリーミング碧に変身するんだよね?

まあ、何はともあれ、マキちゃん、碧、本当にご苦労様。
そして関係者全てに感謝です。
みんなどうもありがとう!!!

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by ikkyuusan

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碧ちゃん誕生!!!

私のサイト『まぃぺんらぃ』で書いたネタですが、碧ちゃんとの大事な思い出なのでこちらにも貼ります。長くてスマソ。


12日。今日は予定日から一週間過ぎての検診。もうお腹ははちきれんばかりにハッツンハッツン。でも不規則な張りはあるものの
まだ産まれる気配なし。周りからは『まだなの?』コールが激しくなってきてイライラマッキー。パパンの友達のイタリア人の
娘(4歳)が『碧は土曜に産まれる(16日)』と、不思議なことを言ってたそうで、子供のそういうのって案外当たるから、
なんとなく家族は『土曜日出産』って感じで待ち構えていた。そしてママン・相方と普通に『行ってきまぅす』と出かけた検診。

検診の内容はいつもと同じ。体重と血圧計ってシッコ取って、先生の触診。先生の反応も普通。『あーぁ、進展なしか・・・』と
思い、触診の部屋から診察室に戻ると、先生がママンに『だいぶ赤子も大きくなってるし、今日か明日産んじゃう?』とか言って
る。あまり妊娠期間が長いのは胎盤の機能が低下してよろしくないらしい。今日か明日っていったら今日は12月12日で
お誕生日的には覚えやすいし明日また来るのもマンドクセー。相方に『今日でいいよな?』と確認。『おぅ、今日出しちまえ!!』
ってなノリで決定したのだが・・・。

産むって言ったってどうやって?と現実モードに戻ってみる。陣痛促進剤の点滴で陣痛を早めるらしい。ふーん。怖いな。
ちょっと怖気づいてたら『では、これから人工破水させます。』と、先生。

はっ、ハスイー!?!?!?!普通に点滴で陣痛様を呼び寄せればOKなんじゃないの??

一瞬にして雨に打たれたブルブル震える子猫ちゃんで野ウサギちゃんのような森のバンビになる私。って、どんな生き物だwようするに
小動物モードなマッキーです。もう目には涙が浮かびそうになって情けない声で『えぇ〜・・・怖いよぅ〜』とママンに助けを
求める(のび太が困ったときにドラえもんにすがるように私はいつもママンに泣きつく)。
が、いざというときには厳しいママンは『しっかりしなさい』と一言。。。さすが麻酔無しで帝王切開した人は違う。

破水ってどうやるの?やんなきゃダメ?死ぬほど痛い?血が出ちゃう?泣いちゃう?血の気がひいてるのが自分でもわかった。
またオパンツを脱ぎ、診察台にあがる。マジで全身がブルブルしちゃってるチキンなオレ。しっかりしれ!!
先生がハサミっぽい器具を持った。オレ、もう終わった・・・。覚悟を決めて目をぎゅっと閉じる。

穴っぽこに器具が容赦なく入ってきた。そして、ジョバババ・・・。生暖かい羊水がシッコのように出てきた。これは意外と
痛くなかったので拍子抜け。そしていきなり車椅子登場。陣痛をやり過ごす部屋へ移動したのだが、移動中も羊水が出る。
たくさん出ちゃうと碧ちゃんが苦しいんじゃないかと心配になる。陣痛の部屋は相部屋で4つベッドがあったが、私以外に
は妊婦さんなし。

ベッドに横になり、心拍数などを測られながら看護婦さんにマンチョスの毛を刈られる。実にブザマな羞恥プレイだ。カミソリがオマタの
辺りに来ると『切らないでくれよ?!』と緊張が走る。それからカミソリの刃はお腹の上を滑り出した。なぜ腹毛を剃る必要が
ある?!私は自然分娩だよ。まさか先生が帝王切開と間違えてない??不安になってママンに『なんで腹の毛剃ってるの?!』
と訴える。看護婦さんは『念の為。』とだけ言った。そしてベッドに横になったっきり食べ物はおろか水も一切摂取禁止。
今朝はバタバタしてたから昨日の夜から何も食べてない。何で自然分娩で腹毛処理されて水分さえも禁止なのか・・・。
嫌な予感がしまくった。

毛狩り族が去った後は、浣腸プレイ。これ、人生初です。看護婦さんにブチ込まれて即トイレに連れて行かれる。はぁ、
出産ってとことん羞恥プレイなんだなぁ。と、思っていたら、いきなりゴロロ!!!便器に尻が座りきる前にブバババ!!!
(お下品でごめんくさい)これはかなりキツかったー。もの凄い腸が痛い。なかなかスッキリ感が味わえず、いつまでもまだ
出る気がしてトイレから出られない。かなり悶えまくった。何度かトイレの外から声をかけられるが返事をする余裕もなし。
30分ほど悶絶してグッタリ。

その後、またベッドに横たわり、いよいよ陣痛促進剤の点滴スタート。32年間の人生において、ほとんど外傷的痛みを
味わったことの無い私。点滴の針ですら恐怖(でも昔は献血マニアだったw)。この点滴スタートが朝の9時半くらいだったろうか。
水分・食事一切禁止となった私を残してママンと相方は無常にもエサを食いに行ってしまった。今日は早起きだったので眠い。
ウトウトと眠って昼頃起きるが、子宮の収縮はあるものの、さほど痛くない。耐えられるレベル。

ベッドの横には安全装置が置いてある。胎児に心拍数が上の段に表示され、陣痛レベルみたいな数字が下に表示される。
陣痛の波がくると、グーッと数字が大きくなりマックス100まで上がる。普段は20とか。だんだんと陣痛も痛くなってきた
けど相方に足ツボマッサーしてもらったり背中をさすってもらって凌ぐ。痛いことは痛いけどテレビで見るような叫ぶほどでは
なかったのでアホな私は『何だ、案外余裕じゃないフフン』『おぃ、陣痛よ、オマェの痛みはこんなもんじゃないだろう?本気出して
こいや』などと思ったりしてた。この後の本気モード陣痛で地獄を見るとも知らず。。。

午後1時頃だったか。先生が現れた。そして触診。グハッ!!これ、かなり痛い。子宮口の開き具合を調べてるのだが
穴っぽこに指を入れ、四方八方に手を動かす。思わず息が詰まる。内臓をかきまわされてるようだ。そして先生は『5.6センチ開いてる』
と言って去っていった。ハァハァ・・・痛かった。でも朝は3センチだったからだいぶ開いてるのね。いいぞ。
そして先生の触診ダメージのせいか、陣痛が激しく痛くなってきた。もう、死ねるレベル。

それ以降は激痛との闘い。陣痛の波を表す数字が少しずつ高くなってくると『来るーきっと来るー!!(リングの歌)』と恐怖の
テーマソングが流れてくる。そして100を表すと同時に呼吸は乱れ、泣きたくなるほどの痛み。生理痛なんて比じゃない。
腸とか、全部グジャグジャにされる気分。そこへ相方が呼吸法で呼吸をリードしてくれるが、もはや『ウゼェ!!んなことやる余裕ねぇ!!』
と怒鳴りたくなる状態。本で出産体験を読んだとき『旦那が背中をさすってくれるのも痛さのあまり「触るな!!」と怒鳴ってしまった』
というのを読んだことがあって『ひどいわぁー』なんて思ってたけど、実際触られるのもイライラ。一生懸命背中をマッサージ
してくれる彼に精一杯感情を抑えて『たださすってくれるだけでOK』と指示。

そんなこんなで既に三途の川を彷徨ってた私だが、2時間後にまた先生が触診に現れた。恐怖で身が固まる。そして触診。
さっきのとは比べ物にならないくらいバージョンアップした痛み。思わず声をあげて泣いてしまった。看護婦さんが
『ゆっくり呼吸して!!』とリード。先生が去った後のベッドは血まみれ。・・・もう嫌だ。これでもまだ8センチ。
こんなことなら明日にしとけば良かったー!!と、後悔。って、一日先延ばしになるだけなんだけど。

夕方になり、陣痛の感覚も3分くらいと短くなってきた。本当に、この痛みで死ねる!!と思うくらい痛い(痛さばかり強調して
ウザイけどw)。あれから何時間格闘してるんだろう?5時になってまた先生登場。イヤー!!!どっか行ってー!!!!
と、今度の触診は痛いものの、あっという間に終了。どうやら9センチまで子宮口は開いているらしいが、肝心のベビーが
下りて来ないらしい。そして、『もう少し待つか、帝王切開にするか選びなさい』と言って去っていった。

・・・帝王切開・・・。

予想外の展開に我々夫婦は困惑。まず私が真っ先に思ったのは、帝王切開だと1万バーツ以上高くなるので却下ということw
あと、ここで切っちゃったら、こんなに陣痛と戦ったのが勿体無いって思った。なので、看護婦さんに『もう少し待ちます』
と、伝える。そしてまた陣痛との戦い再会。この痛みから開放されるのは一体いつだろう?ネバーエンディングストーリー
なのか?!こんなに痛いならいっそのこと切っちゃうか?葛藤が始まる。

6時近くになって看護婦さんから状況を聞いたママンがやってきた。なんでも、赤子の心拍数が高いままで負担がかかってて
危険との事。陣痛に耐えてても状況は変わらない。碧ちゃんに危険が及ぶようなら切るしかない。あっさりと『じゃ、切ります。』
と言って、手術の準備。いやに早く手術の準備は整って、移動ベッドに移され手術室へ。廊下で見守るファミリーに手を振る。
あーあ、相方の立会い出産が希望だったのに。早く産まれろだの、まだ産まれるなだの言いつつ、やっと産める状況になったのに
立ち会えないの?不安が高まる。

手術室に入ると、スタッフは容赦なくタイ語で話しかけてくる。そして私も容赦なくわかったふりして適当に相づちw
で、あまりにも意味がわかんないので『お母さんに来てもらっても良いですか?』と聞くと、『あら、タイ語上手ね!!』
と微笑まれてオシマイ(爆)。無視ですかそうですか。もうどーにでもなれー!!!

まずは麻酔の注射。エビのように背中を丸めた姿勢で背中に3・4本ほど打たれる。これがまた痛い。自分の意思とは関係なく体が
ビクビクッと跳ねる。このイベント、全てが痛いね。思わずまた息が乱れてスタッフに呼吸リードされる。何も見たくない。強く目を閉じる。
注射が終わるとあら不思議、足の裏からじんわりと痺れてきた。そして、腕の辺りを尖った物でツンツンされて『痛い?』と
聞かれ、腹の上もツンツンされて痛みを比較される。麻酔が効かないうちに切られちゃ怖すぎるので、なるべく時間を稼いでみたりして。
何だか効いてるんだかよくわかんないけど、たぶん大丈夫そうだったので、手術スタート!!!

胸から上は通常モードで感覚も意識もある。手も動く。痛くは無いけどお腹を色々とやられてるのもわかる。変な感じ。
せめて音だけは聞こえなくしてほしかったがリアルに音が聞こえる。あはーん、今頃あたし、グチャグチャにされてるのね。
目の前には緑の幕が垂れてて様子は見えない。いや、見たら死ぬ。他人の苦痛に歪んだ顔を見るのは大好きな変態マッキーだけど
自分が痛いのは大嫌いなのー!!!

手術スタートからしばらくして、バキュームで何かを吸ってる音がした。脳内には『コワイヨコワイヨコワイヨコワイヨ・・・』の文字しかない。
しかし、その時、何かの唸り声がした。『ムームー!!』その声はバキュームに消される。

『碧だ!!碧ちゃんが取り出されたんだ!!』

すぐにそう思ったが、なかなか産声は聞こえない。嫌な展開を想像した。不安になった。
たぶん、バキュームで碧の口の羊水とかを吸ってるんだろう。時々唸り声が聞こえる。『頑張れ碧!!!』
必死にエールを送る。

そしてしばらくして猫のような声で『ミャー!!!ミャー!!!!』と大音量の産声が響いた。ちゃんと生きてる!!
安心した瞬間にこらえてた涙が滝のように流れ出た。嗚咽しつつ泣く私。良かった。良かったよぅー。涙を流していたら
頭をスタッフが遠慮がちに指で撫でてくれた。そして『大丈夫だよ、元気だよ。』と言った。

あれ?!日本語?!っていうか、その声はお父ぴん(相方)じゃないですか!!!いつのまに入ってたの?入れたの?
じゃ、一緒に立ち会えたのね!!!喜びでまた涙。でも、あんまり泣いてると臓物がちゃんと定位置にしまえなくなりそうなので
我慢。開口一番私は『ちゃんと女の子?可愛い?!』と質問。しばらくして布にくるまれた号泣している赤子が目の前に
出された。感動の初対面。が、あまりにも衝撃的なお顔立ち・・・。思わず『うわ・・・』と声に出したような気がした。
スタッフに赤子の顔と私の顔をピトッと付けられる。生暖かい〜。顔立ちはともかく、やっぱり感動で涙が出る。
すぐにベビーは新生児室へ移動。相方も部屋を出される。

赤子を取り出すのは割りとあっというまだったが、その後の縫う手術のほうが長かった。縫ってる感覚がリアルすぎる。
それからまた移動ベッドに移し変えられ、部屋を移動する。そこは大部屋で男の人もいる。まさかここで入院?!
と、思いきや、点滴とか心拍数が落ち着くまで待機するようだ。しばらく放置されて心細くなった頃にパパママ相方が
来てくれた。まだ麻酔が効いてて痛みなんかはない。写真なんか撮られてみたりした。まだまだ放置されたままで暇なので
『碧を見てきて、そして写真を見せてー』と指令を出す。

1時間以上居ただろうか。やっと入院部屋へ移動。なかなかな個室。シッコの穴には管が通されてて(感覚は全然ないんだけど)
放尿しっぱなし。パパママンはしばらく居て帰ったが、相方は今日から一緒に入院w点滴打たれたまま、また水分も食事も一切禁止。
動くことはできない。その日はもう10時くらいにはオヤスミナサイしたけど、2時間おきに看護婦さんがチェックに来たり、
麻酔のせいか、全身が痒くてまったく眠れなかった。クーラーも付ければ寒いし消せば暑いし。

それにしても、長くなりましたが、マキルダさん32歳。人生初の出産を経験しました。これからたくさん悩んだりするんだろう
けど、碧ちゃんともども成長するぞ。

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